2025年4月4日
当社が管理するとあるビルの1階店舗部分はシャッターが閉まった状態が続いていました。
人通りのある通りに面していることもあり、無機質なシャッターが街の印象に少なからず影響を与えているのではないか、という課題を感じていました。

そこで当社では、街の活性化と景観向上に少しでも貢献したいという想いから、ショーウインドウを活用したクリスマス装飾を行うことにしました。
空き店舗であっても、街の一部としてできる役割があるのではないか――そんな想いが、この取り組みの出発点です。
このスペースにはどんな装飾が最適なのか様々な意見を出し合い、装飾プランが徐々に形になっていきました。

初期の装飾は、シンプルなクリスマスツリーが中心でした。
それでも「明るくなった」「足を止めて見ている人がいた」といった声が聞かれ、手応えを感じることができました。

この取り組みは一度きりの装飾ではなく、試行錯誤を重ねながら、現在の形へと発展してきました。
・配置の工夫
・装飾アイテムの追加
・夜間でも楽しめる演出
など、段階的に改良を重ねてきました。
次の段階ではLED照明が追加され、当初は何もなかった床部分にも雪を模した白い布などの装飾が施されました。

次にツリーを人工物から本物のモミの木へ変更しました。
自然素材ならではの存在感や温かみが加わり、ショーウィンドウ全体の印象が大きく向上しました。
さらに、右側のガラス面には雪の結晶やトナカイなどの装飾が加わりました。


現在は、右側のガラス面にプロジェクターを使用した、クリスマスイメージの映像を投影しています。
動きのある演出を取り入れることで、通りを行き交う方々の視線を引きつけ、より印象的なショーウィンドウへと進化しました。


空き店舗の閉まったシャッターは、ともすると街に「閉塞感」や「寂しさ」を与えてしまいます。 しかし今回の取り組みを通じて、少しでも街に彩りを添える存在になれることを実感しました。 当社は今後も、ビルを単に管理するだけでなく、 地域の風景の一部として、街とともに歩む取り組みを大切にしてまいります。 季節ごとの演出や新たな工夫も検討しながら、ささやかではありますが、地域に明るさや活気を届けられる活動を続けていきたいと考えています。

※クリスマス装飾は2025年12月25日までとなっております。
お近くにお越しの際は、ぜひショーウインドウをご覧ください。【所在地】